国連、ガザ人道支援向け装備のさらなる搬入開始へ イスラエルが承認

AI要約

国連は、イスラエル当局からの承認を受けてガザへの人道支援物資の搬入を開始することを発表した。

搬入される物資には装甲車両や個人用防護具、通信機器が含まれ、16日から始まる予定とされている。

国連は援助物資の配給に苦労しており、さまざまな問題が搬入と配給を妨げていると指摘している。

国連、ガザ人道支援向け装備のさらなる搬入開始へ イスラエルが承認

Michelle Nichols

[国連 15日 ロイター] - 国連は15日、パレスチナ自治区ガザでの人道支援活動で、イスラエル当局から承認を得たとして、装甲車両や個人用防護具のさらなる搬入を開始すると発表した。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のスコット・アンダーソン氏は、イスラエルの承認は国連が先月送ったガザ地区の安全と治安に関する書簡に応じたものだと説明した。

16日に搬入を開始する予定という。

国連はガザへの援助物資の搬入が妨げられているほか、搬入後の物資配給にも苦労していると訴えている。

アンダーソン氏は記者団に対し、携帯無線機などの「通信機器もいくつか承認された」と述べたが、安定したインターネット接続に関する国連の要請については協議がまだ続いているとした。

また、国連は適切な量と質の援助を行う必要があるが、いくつかの要因が依然として妨げになっていると指摘。移動制限や、援助要員の安全、予測不可能な労働時間、通信の課題、燃料不足などの問題を挙げた。