韓国政府の信頼度、昨年37.2%…前政権時代は48.8%

AI要約

韓国政府に対する国民の信頼度が2年ぶりに12ポイント近く低下し、OECD平均よりも低かった。

韓国人は政府より他人や国際機関を信頼しており、司法システムやマスコミなどに対する信頼度は低い。

政府信頼度調査は国民1000人を対象に行われ、指定された「ギャラップ・ワールド・ポール」によって実施された。

韓国政府の信頼度、昨年37.2%…前政権時代は48.8%

 韓国政府に対する国民の信頼度が2年ぶりに12ポイント近く低下した。

 OECDが10日(現地時間)に発表した政府信頼度調査の結果によると、韓国政府を信頼すると答えた割合は昨年37.2%だった。韓国人の44.3%は、政府を信頼していないか、信頼度が低いと答えた。18.1%は中立的だった。

 韓国政府を信頼するという回答はOECD平均の39.3%に及ばず、30カ国のうち15位を記録した。政府の信頼度はスイス(61.9%)、ルクセンブルク(55.6%)、メキシコ(53.6%)、カナダ(48.5%)、ノルウェー(47.6%)などで高かった。

 特に、韓国政府を信頼するという回答は、直近の2021年の調査(48.8%)に比べ、11.6ポイント下がった。これについてOECDは「データを確認できるOECD18カ国の平均低下率である2.4ポイントより大幅に低下した」と説明した。2021年の調査の際、韓国政府の信頼度はOECD平均(41.4%)より7.4ポイント高く、20カ国のうちデンマークとともに7位だった。

 韓国人は政府より他人(53%)、国際機関(52%)、警察(42%)を信頼していることが分かった。裁判所や司法システム(33%)、マスコミ(30%)、国会(21%)、政党(20%)などに対する信頼度は、OECD平均より低かった。

 政府信頼度調査はOECDが国際世論調査機構である「ギャラップ・ワールド・ポール」に依頼し、各調査対象国の国民1000人を対象に行われる。

キム・ユンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )