米国に政策転換訴え 核兵器追求は否定 イラン次期大統領

AI要約

イランの改革派ペゼシュキアン次期大統領は、米国との関係について強い姿勢を示し、核兵器を持たないことを強調。

ペゼシュキアン氏は国際社会との対話を重視し、近隣諸国との関係改善を優先する方針を表明。

地域協力の重要性を強調し、戦争やテロ、過激主義に苦しんできた地域の安定化を目指す姿勢を示した。

 【イスタンブール時事】イランの改革派ペゼシュキアン次期大統領は13日付の英字紙テヘラン・タイムズに寄稿し、米国との関係について「イランは米国の圧力に屈しないと認識すべきだ」と訴えた。

 また、「われわれの防衛原則に核兵器は含まれない。米国は過去の誤算から学び、緊張悪化を回避する必要がある」として、対イラン敵視政策の転換を求めた。

 国際社会との対話重視の外交を掲げるペゼシュキアン氏は「新たな世界へのメッセージ」と題した寄稿の中で、トルコやサウジアラビアなど近隣諸国との関係改善を優先する方針を表明。「われわれの地域は戦争やテロ、過激主義に長く苦しんできた」として、地域協力の重要性を指摘した。