ガザ、学校攻撃で25人死亡 イスラエル、停戦に影響も

AI要約

パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍が学校施設を攻撃し、25人が死亡。さらに多くの人が亡くなったとの情報もあり。

ハマス側とイスラエル軍の激しい攻防が続き、ガザ北部で戦闘が激化。戦闘員の被害も発表されている。

ガザ停戦を巡る交渉が影響を受けつつあり、エジプト、米国、カタール、イスラエルの情報機関が協議を予定。

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの当局は9日、イスラエル軍がガザ南部ハンユニスの学校施設を攻撃し、25人が死亡、約50人が負傷したと発表した。住民の避難場所になっていたという。さらに多くの人が亡くなったという情報もある。イスラエルの激しい攻撃に対してハマス側が反発、機運が高まりつつあったガザ停戦を巡る交渉に影響を及ぼす可能性がある。

 ロイター通信は9日、イスラエル軍の戦車がガザ北部ガザ市に展開したと報じた。ハマス側は戦闘員が対戦車ミサイルなどを使ってイスラエル軍と戦ったと主張したという。

 軍は9日、1週間超にわたってガザ北部シャジャイヤで戦闘を行っていると発表した。150人以上の戦闘員を殺害したなどと訴えた。ガザ保健当局によると、戦闘開始後のガザ側死者は3万8千人を超えている。

 エジプトメディアなどによると、エジプト、米国、カタール、イスラエルの情報機関当局者が10日、カタールの首都ドーハでガザ停戦などを巡り協議する予定だという。