森田芳光監督の回顧展、台湾・高雄で開幕 16作品を上映

AI要約

森田芳光監督の回顧展が高雄市で開催され、16作品が上映される。

森田監督は台湾を気に入っており、台湾での作品は未上映が多い。

妻の三沢和子さんは森田監督の代表作や台湾への思いを明かし、特定の作品についての講座や座談会も予定されている。

森田芳光監督の回顧展、台湾・高雄で開幕  16作品を上映

(高雄中央社)森田芳光監督の回顧展が13日、南部・高雄市の高雄市電影館で始まった。来月18日までの期間中、森田監督が手掛けた16作品を上映する。12日に開かれた記者会見には、妻で映画プロデューサーの三沢和子さんも出席し、森田監督が生前、台湾をとても気に入っていたことを明かした。

森田監督は2011年に61歳で逝去した。回顧展では「失楽園」や「家族ゲーム」「それから」などの代表作を上映する。このうち多くが台湾では未上映だという。

三沢さんによれば、森田監督は生前、「失楽園」と「模倣犯」のPRで台湾を2度訪れたことがある。三沢さんは、もし森田監督がまだ生きていれば、遺作となった「僕達急行 A列車で行こう」の続編を台湾を背景として撮影していたことだろうと話した。

また、三沢さんは、森田監督の初期の代表作である「ときめきに死す」と「メイン・テーマ」が特にお気に入りだと明かした。三沢さんはこの2作品の上映後に行われる講座や座談会に出席し、台湾の観客に森田監督の映画作りにおける歩みを紹介する。

(林巧璉/編集:名切千絵)