<森田望智>「虎に翼」花江は「強くて屈しない女性」 寅子との関係性は親友から“夫婦”に

AI要約

伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説「虎に翼」で、主人公の寅子の親友で義理の姉でもある花江を演じている森田望智さん。2人は対照的に見えるが、根本的には似ており、強い女性であると述べている。

第15週では、花江の我慢が限界に達し、寅子に対する不満が爆発するシーンが描かれた。2人の関係性は夫婦ゲンカとして描かれ、花江が寅子を家族や夫のように支える存在として成長している。

伊藤さんと森田さんは自然体で共演し、花江と寅子の関係をリアルに演じている。

<森田望智>「虎に翼」花江は「強くて屈しない女性」 寅子との関係性は親友から“夫婦”に

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、主人公の寅子(伊藤さん)の親友で義理の姉でもある猪爪花江を演じている森田望智さん。少しふわっとしているところもある、愛らしいキャラクターの花江の人間性、寅子と花江の関係性、森田さんが感じる作品の面白さを聞いた。

 ◇第15週で寅子への不満爆発 監督からは「夫婦ゲンカで」と指示も

 森田さんが演じている花江は、寅子の兄・直道(上川周作さん)の妻。2人の息子を授かるが、直道を戦争で失う。義理の母・はる(石田ゆり子さん)も亡くなり、寅子も仕事で多忙なため、家事はほぼ一人でこなしている。

 夢を追いかけ続け、仕事に取り組む寅子。女学校を卒業後に結婚して、毎日の家事にいそしむ花江。対照的にも見える2人だが、森田さんは「根本的にはすごく似ている」という。

 「トラちゃんも花江も、地に足がついていて、目的のために努力を惜しまない。成し遂げたいことに向かっていく強い女性だと思います。花江はしたたかと言われますが、したたかには強くて屈しないという意味もあって、そういう面が花江に備わっているのかなと思います」

 第15週「女房は山の神百石の位?」(7月8~12日)では、寅子に対して我慢してきた花江の不満が爆発するシーンが描かれたが、森田さんは2人の関係性をどう考えているのか。

 「トラちゃんと花江の関係性は少しずつ変わってきています。当初は花江がなぜ親友で家族のトラちゃんに言えないんだろう? と考えていましたが、監督から『これは親友のケンカではなく夫婦ゲンカです』と言われて腑(ふ)に落ちました。妻として夫をたてたり、夫に対して我慢しなければ、私が支えなければと思うようになってしまったのだと」

 花江にとって親友でもあり、夫のような存在の寅子。演じる伊藤さんとは3回目の共演。自然体で演じることができているという。