「全身麻痺」なのにゴミを運んでいる!…偽の後遺症診断で1億6500万円詐取未遂、韓国の一家に有罪

AI要約

韓国の家族3人が保険会社から15億ウォンを騙し取ろうとした事件があり、大田地裁は有罪判決を言い渡した。

3人は偽の後遺障害診断書を使用して保険金をだまし取り、計約15億ウォンの詐欺を働いた。

息子は全身麻痺を装いながらも、階段を駆け上がる姿など不自然な行動が発覚し、保険金詐欺が露呈した。

「全身麻痺」なのにゴミを運んでいる!…偽の後遺症診断で1億6500万円詐取未遂、韓国の一家に有罪

【08月26日 KOREA WAVE】韓国の家族3人が、手術の後遺症で全身が麻痺したと偽り、保険会社から15億ウォン(約1億6500万円)を騙し取ろうとした事件があり、大田(テジョン)地裁は23日、保険詐欺防止特別法違反の罪に問われた父親(53)、娘(29)、息子(28)に有罪判決を言い渡した。

3人は2021年10月にソウル市内の大学病院で、腕と脚の後遺障害診断書を発行させ、2つの保険会社から約1億8000万ウォンを騙し取り、他の3つの保険会社に対して約12億9000万ウォンを請求した罪に問われた。

息子は「全身麻痺の診断を受ければ、より多くの保険金を受け取ることができる」と考え、病院に偽の痛みを訴え、後遺障害診断書を取得した。父親と娘は「息子の腕と脚が動かず、歩行や日常生活が不可能だ」と主張し、病院を騙したとされる。

3人は保険会社5社に対して偽の保険金約15億ウォンを請求して2社から保険金を騙し取ったが、残りの保険会社が詐欺を疑い、警察に通報した。

捜査過程で、息子が階段を駆け上がるなど、全身麻痺の患者とは見えない姿が確認された。大田地方警察庁が提供した写真には、息子がゴミを持ち、分別作業のために外に出ている姿が写っている。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News