ハンガリー首相、トランプ氏と会談、ウクライナの和平めぐり意見交換

AI要約

ハンガリーのオルバン首相がトランプ氏と会談し、ロシアとウクライナの停戦と和平交渉を促す外交活動を展開。

オルバン氏はトランプ氏との会談で平和を築く方法について議論し、ウクライナ支援に懐疑的なトランプ氏との関係に注目が集まる。

オルバン氏はロシアとの関係改善を模索し、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議やロシア、中国との会談を通じて外交的活動を強化。

ハンガリー首相、トランプ氏と会談、ウクライナの和平めぐり意見交換

 欧州連合(EU)理事会の議長国ハンガリーのオルバン首相は11日、米フロリダ州でトランプ米前大統領と会談した。ロシアに融和的なオルバン氏は、ロシアとウクライナの停戦と和平交渉を促すとして首脳外交を重ねている。米大統領選を控え、ウクライナ支援に懐疑的なトランプ氏との協議に、EU側で警戒が強まりそうだ。

 オルバン氏は、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席後、トランプ氏のフロリダ州の自宅「マール・ア・ラーゴ」を訪問、今年3月以来の会談に臨んだ。オルバン氏は会談後、X(旧ツイッター)に「平和を築く方法について議論した。トランプ氏が解決するだろう。それが今日のいいニュースだ」と投稿した。これに対し、トランプ氏もSNSで「平和を早く実現しなければならない。始まるべきではなかった戦争で、あまりにも多くの人々が犠牲になった」と応じた。

 ロシアに融和的な姿勢をとるオルバン氏は、即時停戦と和平交渉の開始を要求。ウクライナのゼレンスキー大統領との2日の会談では、迅速な停戦を検討するよう提案した。一方、5日にはロシアのプーチン大統領、8日はロシアと関係の深い中国の習近平(シーチンピン)国家主席をそれぞれ訪問して会談した。