青いアマガエル見つかる 珍しい突然変異で緑色から変化 豪州
AI要約
西オーストラリア州で青色のアマガエルが発見された。通常は緑色だが、突然変異により体色が変化した可能性がある。
この青いアマガエルは初めての記録で、非営利団体ＡＷＣが発見し、オーストラリア博物館の学芸員は珍しいケースだと説明した。
マグニフィセント・ツリー・フロッグと呼ばれるこのアマガエルは成長すると１２センチになる大型種で、特定の地域にのみ生息している。
（ＣＮＮ） 西オーストラリア州の科学者らが、鮮やかな青色をしたアマガエルを発見した。通常は緑色だが、突然変異により体色が変化したとみられる。
体色が青く変わったこのアマガエルの一種は、同州キンバリー地域の動物保護区で見つかった。同国の野生動物保護に取り組む非営利団体ＡＷＣが声明で明らかにした。この種で青色の突然変異が記録されるのは初めて。日没後、研究センター近くの作業場のベンチにいるのを見つけたという。
オーストラリア博物館で両生類と爬虫（はちゅう）類の保全生態学に携わる学芸員、ジョディ・ローリー氏は声明で「非常に珍しいケースだが、緑色のカエルの体表から黄色の色素が失われ、結果として完全にもしくは大半が青いカエルになることがある」と説明。長年にわたって数万匹のカエルを見てきた中で、青いカエルはこれまで１匹しか見たことがなかったが、今回見つかった個体ほど鮮やかではなかったと述べた。
マグニフィセント・ツリー・フロッグの名称で呼ばれるこのアマガエルは、キンバリー地域の北部と隣接するノーザンテリトリー州の一部でしか見つからない。成長すると１２センチほどの大きさになり、国内の両生類では最大の部類に属する。
