NZ首相、国際ルールに基づく秩序維持へ立ち上がる必要性訴え

AI要約

ニュージーランドのラクソン首相は国際的なルールに基づく秩序の維持の重要性を強調しました。

IP4として知られる日本、韓国、オーストラリアとの協力について述べられました。

東アジアでの潜在的な脅威に関する警告が行われました。

NZ首相、国際ルールに基づく秩序維持へ立ち上がる必要性訴え

Lucy Craymer

[11日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のラクソン首相は11日、インド太平洋地域で軍事的緊張が高まる中、国際的なルールに基づく秩序を維持するために立ち上がる必要があると表明した。

ワシントンで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の会合後、記者団に「国際的なルールに基づくシステムはNZにとって非常に役立ってきた。それが脅威にさらされているときは実際に指摘し、立ち上がって貢献しなければならない」と述べた。

NZはNATO加盟国ではないが、NATOは日本、韓国、オーストラリアとともにインド太平洋のパートナー4カ国「IP4」と位置付けている。

IP4はNATOや欧州連合(EU)の首脳と会合を開催。ラクソン首相はカナダやフランス、スペインなど複数の国の首脳と二国間会談を行った。

IP4会合の議長を務めたラクソン氏は、地域で最も先進的な民主主義国4カ国が国際的な安定を支えるために協力することは理にかなっていると述べた。

また、ロシアによるウクライナ侵攻のような事態が東アジアで起こる可能性があると警告。「北朝鮮が韓国や日本の領空にミサイルを発射している状況、(南シナ海の)セカンド・トーマス礁におけるフィリピンの課題や中国の行動、台湾情勢などを踏まえると、この地域には潜在的な火種がある」と語った。