原発からロシア軍撤退要求 ウクライナ提出の決議採択 国連総会

AI要約

国連総会がロシアに対し、ウクライナ南部ザポロジエ原発の軍の撤退を求める決議を採択した。

決議は99カ国が賛成し、ロシアを含む9カ国が反対、中国やインドなど60カ国が棄権した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は平和サミットの成果を受けて、国連決議としてサミットの成果を残す意向を表明していた。

 【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は11日、ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発を巡り、ロシアを非難し、軍の即時撤退を求めるウクライナ提出の決議を採択した。

 日米など99カ国が賛成し、ロシア、北朝鮮など9カ国が反対。中国やインドなど60カ国は棄権した。

 スイスで先月開かれたウクライナ和平を協議する「平和サミット」で、原発の安全確保を盛り込んだ共同声明が発表された。これを踏まえ、ウクライナのゼレンスキー大統領は今月初め、国連決議の形で「サミットの成果」を残すと表明していた。