国連総会 ロシアにザポリージャ原発からの撤退を要求 ロシア側は「意味がない」と反発

AI要約

ロシアに対しウクライナのザポリージャ原発から撤退を求める決議案が国連総会で採択された。

ウクライナ大使は核災害の恐怖を指摘し、将来世代への責任を訴えた。

採択後、ロシアは決議に法的拘束力がないと主張し、ザポリージャ原発の占拠を続けている。

国連総会で11日、ロシアに対しウクライナのザポリージャ原発から撤退するよう求める決議案が採択されました。

ウクライナ キスリツァ国連大使

「我々には将来世代への責任がある。核災害の恐怖が繰り返されてはいけない」

採択された決議案は、核災害の危険性を高めているなどとして、ロシアに対してウクライナのザポリージャ原発から撤退するよう求めるものです。

投票の結果は賛成99票、反対9票、棄権60票でした。

ただ、国連総会での決議に法的拘束力はなく、採択後、ロシアは「合意のない政治的な決議は意味を持たない。あの地域はすでにロシアの一部で、それを変えることはできない」と反発しています。

ロシアは、ウクライナ侵攻直後の2022年からザポリージャ原発の占領を続けています。