前対中窓口トップの収監決定 開発計画巡る収賄容疑 台湾

AI要約

台湾の桃園地方法院は、収賄などの疑いで元海峡交流基金会トップの鄭文燦氏の収監を決定。

鄭氏は賄賂を受け取った疑いがあり、保釈を受けた後に高等法院が地裁に差し戻す措置を取った。

地裁は逃亡や共謀の可能性が高いとして収監を決定した。

 【台北時事】台湾の桃園地方法院(地裁)は11日、収賄などの疑いで当局の捜査を受け対中窓口機関、海峡交流基金会トップを7日に辞任した鄭文燦氏の収監を決定した。

 先に地裁が保釈を決めたが、検察の抗告を受けて高等法院(高裁)が地裁に差し戻していた。

 鄭氏は桃園市長を務めていた2014~22年に土地の開発計画を巡り賄賂を受け取った疑いが持たれている。鄭氏は容疑を否認している。地裁は決定理由について、鄭氏は政財界への影響力が大きく、「逃亡や共謀の可能性が高い」と説明した。