米有力紙、再び撤退要求 バイデン氏が「国を危険に」 米大統領選

AI要約

米有力紙ニューヨーク・タイムズは、高齢不安が広がる民主党のバイデン大統領に対し、大統領選から退くよう改めて要求している。

同紙は、バイデン氏が討論会で精彩を欠いた後も衰えた印象を与え続けており、有権者からの懸念を払拭できていないと指摘している。

バイデン氏は選挙戦の継続を主張しているが、ニューヨーク・タイムズは国の安全に関わる重大なリスクを冒しているとして撤退を求めている。

 【ニューヨーク時事】米有力紙ニューヨーク・タイムズは8日付の社説で、高齢不安が広がる民主党のバイデン大統領(81)について、大統領選から退かないことで「国を重大な危険にさらしている」と批判し、立候補を取りやめるよう改めて要求した。

 同紙は先月の討論会翌日にもバイデン氏の撤退を訴えていた。

 討論会で精彩を欠いたバイデン氏は選挙戦の継続を主張。これに対し同紙論説委員会は、討論会後も原稿が用意された行事ばかりに出席するなど「衰えた男のように見え続けている」と強調。有権者の懸念払拭に失敗していると指摘した。