ロシア、ハリコフなどで2集落制圧主張 ウクライナは反論

AI要約

ロシア国防省はウクライナ東部の2つの集落を制圧したと発表。しかし、ウクライナ側は一部の主張を否定。

ウクライナ軍はステポバノボセリフカとドネツク州の攻撃を撃退し、さらに他地域で戦闘が続く状況。

北部チェルニヒウ州とスムイ州の国境付近ではロシアの部隊配置や妨害活動に警戒。

[モスクワ 1日 ロイター] - ロシア国防省は1日、ウクライナ東部の2つの集落を制圧したと発表した。ロシアが新たな地域占領を発表するのは2日連続だが、ウクライナ側は少なくとも一部の主張を否定している。

ロシア軍はハリコフ州のステポバノボセリフカとドネツク州のノボポクロフスケを制圧したと発表した。

一方、ウクライナ軍参謀本部はハリコフ近郊クピャンスク方面でステポバノボセリフカ周辺などへの17の攻撃を撃退したとし、さらに西のシンキフカ付近で戦闘が続いていると述べた。

ロシアが前日に制圧を主張したドネツク州の2つの町の周辺でもロシア軍の攻撃を撃退したとしている。

ウクライナ軍はさらに、北部チェルニヒウ州とスムイ州との国境付近でロシアが部隊配置を続け、地雷敷設区域を増やしているほか、妨害活動を行っていると指摘した。

ウクライナはこの地域でロシアが新たな戦線を開く兆候がないか注視している。