富士山、山梨側で山開き 登山規制開始

AI要約

富士山の山梨県側で登山規制が導入され、山開きを迎えた。吉田ルートの登山者数は4000人に制限され、通行料が導入された。

登頂できない登山者も多かったが、インドから来た女性は「素晴らしい体験だった」と語った。富士山には他の登山ルートもあるが、吉田ルートが最も利用頻度が高い。

富士登山ではオーバーツーリズムや不十分な装備の問題が指摘されており、適切な登山が求められている。

富士山、山梨側で山開き 登山規制開始

【AFP=時事】富士山の山梨県側で1日、山開きを迎えた。今年は、登山規制が初めて導入された。

 吉田(Yoshida)ルートから5号目より上に登る際には、通行料2000円を支払う必要がある。1日の登山者数は上限4000人と定められているが、オンライン予約も受け付けている。

 1日は強い風と雨のため、登頂できない登山者も多かった。インドから来た女性(47)はそれでも「素晴らしい体験だった」と話した。

「山が大好き。今回は山が(登頂を)許してくれなかったが、問題はない。私は受け入れる」と話した。

 富士山には他にも登山ルートが三つあるが、吉田ルートは東京からアクセスしやすいため、観光客の利用頻度が最も高く、全登山客のうち約60%が集中する。

 富士登山をめぐっては、オーバーツーリズムの問題の他、不十分な装備での登頂を目指す観光客が後を絶たないことなどが問題となっている。【翻訳編集】 AFPBB News