レクサスはスノーピークとコラボ!「人と自然とモビリティの共生」をテーマに世界観を表現【東京アウトドアショー2024】

AI要約

東京アウトドアショー2024で展示されているレクサスブースは、スノーピークとのコラボ展示で、アウトドアシーンで人気のある世界観を表現している。

レクサスが取り組む「オーバートレイルプロジェクト」は、人と自然とモビリティの共生をテーマに、アウトドア体験と地球環境保護を両立させる活動を展開している。

展示車両には再生素材や生分解性プラスチックなどの環境に配慮した技術が採用されており、自然へのリスペクトがプロジェクトの根底にあることが感じられる。

レクサスはスノーピークとコラボ!「人と自然とモビリティの共生」をテーマに世界観を表現【東京アウトドアショー2024】

6月28日(金)~30日(日)まで千葉県の幕張メッセで開催されている「東京アウトドアショー」では、最新のアウトドアアイテムだけでなく、アウトドアライフを楽しむためには欠かせないクルマも数多く展示されている。

東京アウトドアショー2024のレクサスブースは、アウトドアシーンで絶大な人気を誇る「スノーピーク」とコラボしたブース展示だ。そこではレクサスならでは奥行きのある世界観を表現している。

レクサスが取り組んでいる「オーバートレイルプロジェクト」のテーマは「人と自然とモビリティの共生」だ。スノーピークがコーポレートテーマとして掲げる「人生に、野遊びを」と想いを共有する部分が多いということで、今回のコラボが実現したという。

オーバートレイルとは、陸路や森林・原野等の未舗装路を意味するオーバーランドとトレイルを組み合わせ、自然とのつながりを想起させたり、道を切り開くイメージを付与したレクサスによるの造語であり、プロジェクトの目指すところは、多様なアウトドアライフスタイルとクルマの楽しさに寄り添い、ユーザーに上質なアウトドア体験を提供していきながら、アウトドアのフィールドである地球環境を守っていく活動だという。

このプロジェクトはユーザーとの対話を大切にしているのも特徴である。「人と自然とモビリティの共生」のテーマから思いつくことを挙げてもらい、ホワイトボードにイラストを描いていくグラフィックレコーディングのコンテンツも展開されている。

今までは水素燃料を使用していたROVコンセプトだが、今回の展示車両はカーボンニュートラル燃料を使用していて、年初に開催された東京オートサロン2024に展示されていた車両のアップデート版という位置付けとなっている。

また、シートやステアリングの表皮部分には、「皮革繊維再生複合材」と呼ばれる世界初の技術も採用されている。これは、レザーシート製造の過程で発生する端材を粉砕したものを50%以上配合し再整形することで、新たなシートの素材を生み出す技術だ。生物由来のレザーという素材の廃棄を減らし、余すとこなく再利用する取り組みだ。

端材となったレザーシート用の革を原料としているので、手触りはモイスチャー感のあるレザーの質感で、再生素材だと言われないと気づかないほどの美しい仕上がりだ。人工皮革やウレタンとは違う上質さを感じることができる。現在は展示車両のCN ROVコンセプトにのみ採用されているが、今後は市販車に採用される見通しだという。

外装もエコ素材の生分解性プラスチックで構成されていてる。これは、アウトドアフィールドで外装が破損した場合、破片を地面に飛散させたとしても土にかえる生分解性プラスチックを使用することで環境負荷を低減させることを狙っている。このようなことからも、自然に対するリスペクトが「オーバートレイルプロジェクト」の根底にあることを感じさせてくれる。