ガザ交渉「進展なし」 修正停戦案を拒否 ハマス幹部

AI要約

イスラエルとの停戦交渉に進展はないとハマス幹部が語った。

バイデン政権の停戦案修正が受け入れられず、交渉は難航している。

ハマス最高指導者とエジプト情報機関が停戦交渉について協議を行った。

 【カイロ時事】イスラム組織ハマスの政治部門幹部ハムダン氏は29日、レバノンの首都ベイルートで記者会見し、パレスチナ自治区ガザで交戦するイスラエルとの停戦交渉に関し、「進展はない」と語った。

 AFP通信などが伝えた。交渉仲介国が努力を続けているが、両者の隔たりは埋まっていないもようだ。

 バイデン米政権は5月末に停戦案を公表。米ネットメディア「アクシオス」は6月28日、両者が折り合えるようにするために米政府が文言を修正したと報じた。ハムダン氏は29日の会見で、修正案を24日に受け取ったと認めた上で、「新しい内容はなかった」として、拒否する立場を示した。

 ハマスは29日、声明を出し、最高指導者ハニヤ氏がエジプト情報機関トップと電話会談したと発表。停戦交渉について意見交換したとみられる。