米、ガザ停戦案を修正 当事者間の「協議」焦点 報道

AI要約

バイデン政権が修正を加えた停戦案に関し、イスラエルとハマスの戦闘停止と人質解放が焦点となっている。

バイデン政権は3段階の停戦案を公表し、今は溝を埋めるために文言を修正している。

イスラエルは非軍事化を議題に、ハマスは特定の囚人の釈放と人質解放に焦点を当てている。

 【カイロ時事】米ネットメディア「アクシオス」は米東部時間28日、パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の停止と人質の解放を定めた停戦案に関し、バイデン米政権が修正を加えたと報じた。

 協議に詳しい情報筋の話として伝えた。

 バイデン政権は5月末、「イスラエル案」として3段階の停戦案を公表。戦闘を一時停止する第1段階の履行中に、本格的停戦を実現する第2段階に移行するための協議を行うとしていた。

 アクシオスによれば、イスラエルはこの協議でガザの「非軍事化」を議題にしたい考えだが、ハマスは人質解放と引き換えに釈放されるパレスチナ囚人の特定とその人数に限定したい意向。具体的内容は明らかでないが、米政府は両者の溝を埋めるために文言を修正したという。