米、大量の爆弾とミサイル供与 イスラエルに昨年10月以降

AI要約

バイデン政権がイスラエルに提供した軍事支援が明らかになった。供与された爆弾やミサイルの種類、金額が報じられている。

供与された兵器はMK84無誘導爆弾やヘルファイア空対地ミサイル、特殊貫通弾、小型精密誘導爆弾などが含まれている。

バイデン政権は一時はMK84供与を停止する方針を示したものの、専門家からは相当な規模の支援が行われていると指摘されている。

 【ワシントン共同】ロイター通信は28日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まった昨年10月以降、バイデン米政権がイスラエル政府に少なくとも1万4千発のMK84無誘導爆弾や3千発のヘルファイア空対地ミサイルなどを供与したと報じた。

 同月以降のイスラエルへの軍事支援は65億ドル(約1兆450億円)に上り、千発の特殊貫通弾(バンカーバスター)や2600発の小型精密誘導爆弾なども含まれるという。

 バイデン政権は5月、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの地上侵攻計画に反対し、MK84供与の一時停止を表明したものの、専門家はロイターに「相当な規模の支援になっている」と指摘した。