極右の予想議席、過半数届かず 「包囲網」で大幅減か 仏総選挙

AI要約

フランス国民議会選挙の最新の世論調査結果が公表され、極右野党の議席予測が大幅に下回り、過半数に届かない見込みである。

中道与党と左派野党が極右勢力に対抗するために包囲網を形成し、決選投票に備えている。

予測によると、極右勢力は190〜220議席、左派は159〜183議席、与党は110〜135議席と予想されている。

 【パリ時事】フランス国民議会(下院、定数577)選挙を巡る最新の世論調査で、極右野党・国民連合(RN)の獲得議席は従来予想を大幅に下回り、過半数(289)に届かないという予測が3日公表された。

 中道与党と左派野党が7日の決選投票に向け、200超の選挙区で極右の対抗馬を一本化した「包囲網」の影響とみられる。

 予測によると、RNを軸とする極右勢の獲得議席は190~220の見通し。第1回投票が行われた6月30日時点の予想では230~300と過半数に達する可能性があった。

 左派の予想獲得議席は159~183。マクロン大統領を支える与党は110~135と、第3勢力への後退が濃厚だ。調査は与党と左派の候補一本化を受け、2~3日に実施された。