韓国政府、ロシアの船会社を独自制裁指定 ロ朝「新条約」に対抗措置
AI要約
韓国政府は27日、ロシアと北朝鮮が結んだ「包括的戦略パートナーシップ条約」に対抗する措置として、制裁対象を追加したことを発表した。
新たに独自制裁の対象に指定されたのは、国連安保理決議に違反した船会社や船舶などで、ロシアと北朝鮮の間で軍事物資や石油精製品の供給があったとされる。
さらに、北朝鮮のミサイル総局など弾道ミサイル開発に関与した個人も対象に加えられている。
韓国政府は27日、ロシアと北朝鮮が結んだ「包括的戦略パートナーシップ条約」に対抗する措置として、ロシアと北朝鮮の個人や機関などを新たに独自制裁の対象に指定した、と発表した。
制裁対象は国連安全保障理事会の北朝鮮制裁の決議に違反したと韓国政府が認めたもの。ロシアと北朝鮮の間で軍事物資を輸送したとしてロシアなどの船会社3社と、海上で北朝鮮籍の船に積み替える「瀬取り」の手法でロシア産の石油精製品を供給したとしてロシアの船舶4隻などを追加した。弾道ミサイル開発に関与したとして北朝鮮のミサイル総局と同局などに所属する個人らも対象に加えた。（ソウル＝太田成美）
