8年ぶり五輪出場の北朝鮮、選手団の規模に関心

AI要約

北朝鮮が8年ぶりにオリンピック舞台に復帰し、パリ五輪に選手団を派遣することが注目されている。

2016年のリオ五輪で7個のメダルを獲得した北朝鮮は、2021年の東京五輪には新型コロナの影響で欠場し、その後IOCから1年間の出場停止処分を受けた。

パリ五輪に向けて、北朝鮮は14枚の出場権を獲得し、体操やボクシングなどでメダル獲得の可能性が高い選手が期待されている。

8年ぶり五輪出場の北朝鮮、選手団の規模に関心

北朝鮮がオリンピック(五輪)舞台に復帰する。2016年のリオデジャネイロ五輪以来8年ぶりに出場する。北朝鮮が7月26日に開幕するパリオリンピック(五輪)にどれほど多くの選手を派遣するかが関心事だ。

北朝鮮は2016年にリオ五輪で計7個のメダル(金2・銀3・銅2)を獲得し、総合34位だった。しかし2021年に開催された東京五輪には出場しなかった。当時は新型コロナが流行していた時期で、選手を含む国民を保護するために参加しないという理由を挙げた。

すると2021年9月、国際オリンピック委員会(IOC)は北朝鮮の五輪憲章違反を指摘し、国家オリンピック委員会(NOC)資格を1年間停止する懲戒処分とした。このため北朝鮮は2022年北京冬季五輪に出場できなかった。7月のパリ五輪は北朝鮮が懲戒後に出場する最初の五輪であり8年ぶりとなる五輪だ。

パリ五輪を控えて北朝鮮が獲得した出場権は19日現在で6種目・14枚。レスリングで5枚を確保し、卓球3枚、水泳(ダイビング)、ボクシングが各2枚、体操と陸上が各1枚だ。大韓体育会の関係者は「IOCが種目別の状況によって追加で出場権を配分する可能性があり、北の選手団規模がもう少し拡大するかもしれない」と説明した。

メダル獲得の可能性が高い種目には体操がまず挙げられる。杭州アジア競技大会の女子体操で2冠になったアン・チャンオクが五輪ランキングで2位を確保した状態だ。杭州アジア競技大会のボクシングで女子54キロ級金メダルを獲得したバン・チョルミも注目するほどの選手だ。2月の世界水泳選手権大会女子10mシンクロ高飛込で銀メダルを獲得したキム・ミレ-チョ・ジンミもメダルに挑戦する。

男子マラソンのハン・イルリョン、レスリング女子自由形62キロ級のムン・ヒョンギョンも客観的な記録ではメダル圏と距離があるが、善戦が期待される。ハン・イルリョンとムン・ヒョンギョンは昨年、北朝鮮の10大最優秀選手に選ばれた期待の選手だ。五輪の舞台でどれほど実力を発揮するかが注目される。