岡山で学んだ基本と0.1の積み重ねを大切に…パリ五輪体操日本代表・岡慎之助選手が「金メダル」に意欲

AI要約

岡慎之助選手は岡山市出身であり、パリオリンピック体操日本代表として意気込みを語った。

岡選手は右ひざの大ケガや腰の痛みを乗り越え、NHK杯で初優勝を果たし、オリンピック代表を初めて手にした。

岡選手は団体と個人総合で金メダル獲得を目指し、監督やチームと共に練習に励んでいる。

岡山市出身でパリオリンピック、体操日本代表の岡慎之助選手が、6月15日、練習拠点の神奈川県で練習を公開し、意気込みを語りました。

(パリ五輪体操日本代表 岡山市出身・岡慎之助選手)

「今、楽しみですね。でも多分あっちの会場に入ったらプレッシャーに変わると思うので、それも楽しみながらやります」

岡山市出身でパリオリンピック体操日本代表の岡慎之助選手(20)。15日、所属先の神奈川県鎌倉市の徳洲会体操クラブで練習を公開しました。

クラブでは、オリンピック本番と同じフランス製の器具を導入して練習に励んでいます。柔軟性と技の美しさ、どんな状況でもあきらめない性格が持ち味と語る岡選手。基礎を形作ったのは、地元・岡山の体操クラブでした。

(岡慎之助選手)

「元々通っていたおかやまジュニア体操スクール。基本的なことをずっとやってきたので、きれいにさばけたりとか、大きく見せられたりとか、そういう風につながってくるので、本当に基本を大事にやってきて良かったなって思います」

2022年4月の右ひざの大ケガを乗り越え、腰の痛みを抱える中、5月のNHK杯で初優勝。夢でもあり、目標でもあったオリンピック代表を初めて手にしました。

(岡慎之助選手)

「一番大事なのは団体で金メダルっていうところですけど、しっかり個人総合でも金メダルっていう目標があるので、自分の出し切れる力を最大限出して本当にミスなく終えて金メダルを取りたいと思っています」

徳洲会体操クラブの監督はアテネ大会日本代表で金メダルを獲得した米田功さん(46)。岡選手に期待を寄せています。

(徳洲会体操クラブ 米田功監督)

「新しい技の習得ってほとんどできていないんですよ。リハビリだったり調整だったり。でも、ある時突然技ができるっていう。出来た時にはもう一級品レベルっていう。宝であることは間違いないと思っています。あとはそれがしっかり日本の武器になって活躍する一人の選手としてなっていくかは、これからの戦い方次第だと思っています」

岡選手は今後、国内での代表合宿に参加するほか、7月中旬からフランスで事前合宿に臨み、本番を迎えます。

(岡慎之助選手)

「日本が苦手とするつり輪、自分の得意な平行棒でしっかり点数を伸ばせれば、ライバルである中国にも勝てると思うので、あとは本当に細かい所、着地だったり、力技の見せ方だったり、そういった0.1の積み重ねがあと1カ月、大事になるので、そのような所を合宿でしっかり積んで完璧な状態で臨みたいと思います」