18世紀のサクランボ入った35本のボトル、初代大統領の邸宅で発見 米国

AI要約

米国初代大統領のワシントンの邸宅で35本のボトルが発見された。保全プロジェクト中に地下室で見つかり、サクランボとベリーが保存されていた。

ボトルは冷凍保存され科学的な分析が行われ、250年前の材料や食品でできている可能性が高い。

発見されたサクランボの種が将来発芽する可能性があることを期待されている。

18世紀のサクランボ入った35本のボトル、初代大統領の邸宅で発見 米国

(CNN) 米国の初代大統領だったジョージ・ワシントンの邸宅がある米バージニア州マウントバーノンで、サクランボやベリーが入った35本のボトルが発見された。同邸宅の管理団体が明らかにした。

邸宅では昨年から4000万ドル(約63億円)規模の保全に向けたプロジェクトが進められている。

管理団体の発表によれば、ボトルは邸宅の地下室にある五つの貯蔵穴で発見された。そのうち29本が無傷で、「完璧に保存されたサクランボとベリー、おそらくグースベリーかスグリ」が入っていた。

ボトルは穴から取り出され、冷凍保存され、科学的な分析が行われる。

見つかったボトルは250年前の材料や食品でできている可能性が高く、マウントバーノンの研究所から保存のために敷地外へと搬送される。

今回の発見の前には同じ地下室で、液体やサクランボ、種が入った欧州製の18世紀のガラスのボトルが見つかっていた。

今回の発見の初期の分析では、54個のサクランボの種と23本の茎が確認された。

管理団体のダグ・ブラッドバーン最高経営責任者(CEO)は「これらの遺物はおそらく米国の独立記念日前から日の目を見ることはなかった可能性が高い。建国250周年の直前にこれらのボトルが発掘されたのは、とても適切なことだ」と述べた。

ブラッドバーン氏によれば、同団体はサクランボの種が将来発芽する可能性があることを期待しているという。