「公正で永続的な平和」岸田総理、ウクライナ平和サミットで演説 滞在5時間で切り上げ帰国の途につく

AI要約

岸田総理大臣は、ウクライナ平和サミットで演説し、公正で永続的な平和を訴え、日本の積極的な関与を表明。中国の欠席も話題に。

岸田総理は、2025年に地雷除去に関する国際会議を主催する意向を示し、国会の審議に集中するためスイス滞在を5時間で切り上げて帰国。

政治資金規正法改正の審議や野党の不信任案に直面する中、岸田総理は国会での成立を目指す姿勢。

「公正で永続的な平和」岸田総理、ウクライナ平和サミットで演説 滞在5時間で切り上げ帰国の途につく

 岸田総理大臣は、スイスで開催されたウクライナ平和サミットで演説し、日本も積極的に関わる形で「公正で永続的な平和」を訴え、帰国の途につきました。岸田総理は「ウクライナに一日も早く平和をもたらしたい」と訴えました。

「『公正かつ永続的な平和』でなくてはならず、力や威圧による一方的な現状変更の試みを正当化するようなものであってはなりません」(岸田総理)

 また、ウクライナの復興に向けて、2025年の秋にも地雷除去に関する国際会議を主催すると表明しました。この平和サミットは100の国と国際機関が参加しています。日本も多くの首脳を集めることにG7の一員として力を入れました。

 ただ、中国は欠席しアジアからの参加もごくわずかに留まっていて、政府関係者は「中国が圧力をかけたのだろう」と話しています。

 岸田総理は、スイス滞在を5時間で切り上げ、会期末まで残り1週間となる国会に対応するため帰国の途に就きました。政治資金規正法改正の審議が大詰めとなり、野党の内閣不信任決議案の提出も想定されるなか、岸田総理は矢面に立って会期内での成立で押し切る考えです。(ANNニュース)