平和条約交渉を続ける条件ない プーチン氏会見、日ロ関係に言及

AI要約

ウクライナ支援を続ける日本との平和条約締結交渉に条件がないとプーチン大統領が述べた。

ロシアは2022年3月に日本の対ロ制裁に非友好的反応を示し、平和条約締結交渉を中断している。

プーチン大統領は北方領土訪問の計画はないが、四島はロシアの主権領土で将来の訪問に含みを残している。

 【サンクトペテルブルク共同】ロシアのプーチン大統領は5日、北西部サンクトペテルブルクで共同通信などと会見し、日本がウクライナ支援を続ける現状では、北方領土問題を含む日本との平和条約締結交渉を続ける条件がないと述べた。

 今のところ北方領土を訪問する計画はないとする一方、四島は「ロシアが主権を持つ領土であり、訪問しない理由はない」と述べ、将来の訪問に含みを残した。

 ロシアはウクライナ侵攻後の2022年3月、対ロ制裁を科した日本の対応を非友好的として平和条約締結交渉の中断を表明。日ロの政治対話は停滞している。

 プーチン氏はAPやロイター、中国国営新華社など各国通信社の幹部らと会見した。