「ガザ戦争」長期化要因にネタニヤフ氏の保身も バイデン氏が示唆

AI要約

バイデン米大統領は、米タイム誌とのインタビューで、イスラエルのネタニヤフ首相が政治的な理由でガザ地区の戦争を長引かせている可能性を示唆した。

バイデン政権は停戦を促す一方で、イスラエルとの意見の相違が浮き彫りになった。

バイデン氏は、ネタニヤフ氏に批判的な見方を示唆したものの、具体的なコメントは避けた。

「ガザ戦争」長期化要因にネタニヤフ氏の保身も バイデン氏が示唆

 バイデン米大統領は4日に掲載された米タイム誌とのインタビューで、イスラエルのネタニヤフ首相が政治的な理由でガザ地区での戦争を長引かせている可能性があるとの見方を示唆した。バイデン政権が停戦案への合意を促すなかで、戦闘継続にこだわるイスラエル側とのズレが改めてあらわになった。

 インタビューは5月28日に行われた。バイデン氏は、ネタニヤフ氏が自らの政治的保身のために戦争を長引かせているとの見方について「それにコメントするつもりはない」と断った上で、「人々がそのような結論を導き出す理由は十分にある」と述べた。

 この発言は、ネタニヤフ氏に対する批判的な発言だとして注目を集めた。バイデン氏は4日、記者団から「ネタニヤフ氏は政治的な駆け引きをしているということか」と問われて、「そうは思わない。彼は深刻な問題を解決しようとしている」と抑制的な発言にとどめた。