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「戦闘停止には同意しない」 “新停戦案”めぐりイスラエル混乱も
アメリカのバイデン大統領がイスラエルの提案として示したイスラム組織ハマスとの新たな停戦案をめぐり、イスラエル国内では混乱が生じている。
ネタニヤフ首相はハマスの壊滅を最重要課題とし、停戦案について右派からの批判をかわす狙いがあるとみられる。
バイデン大統領とネタニヤフ首相の間で停戦案の提示や説明に認識の違いが生じており、ハマス側は前向きな反応を示しているものの、停戦案の受け入れはまだ表明されていない。
![「戦闘停止には同意しない」 “新停戦案”めぐりイスラエル混乱も](/img/article/20240604/665e9b2866be5.jpg)
アメリカのバイデン大統領がイスラエルの提案として示したイスラム組織ハマスとの新たな停戦案をめぐりイスラエルでは混乱が明らかになっています。
ネタニヤフ首相は3日、声明で「ハマスの壊滅が最重要課題」だと表明しました。停戦交渉で「妥協している」との右派からの批判を、かわす狙いがあるとみられます。
また、この日、ネタニヤフ首相は国会で「バイデン大統領からは停戦案の全ての条件が提示されていないため、戦闘停止には同意しない」と説明しました。
バイデン大統領は先月31日の演説で、停戦案はイスラエルの提案と説明していて、その背景をめぐり認識の違いが浮き彫りになっています。
一方のハマス側は前向きな反応を示しているものの、停戦案の受け入れを正式に表明していません。(ANNニュース)