# 産業技術

UACJと東工大が新実験機 縦型高速でアルミ鋳造
2024.09.12

UACJと東工大が新実験機 縦型高速でアルミ鋳造

 UACJは11日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業で東京工業大学物質理工学院の熊井真次特任教授らと取り組んできたアルミのアップグレードリサイクル量産技術確立に寄与する「縦型高速双ロール鋳造実験機」が完成したと発表した。アルミ量産化を目指した鋳造技術では世界初の取り組み

自動バレーパーキング市場拡大へ、三菱重工が車両搬送ロボットを特許登録
2024.09.12

自動バレーパーキング市場拡大へ、三菱重工が車両搬送ロボットを特許登録

三菱重工グループの三菱重工機械システム(MHI-MS)は9月11日、自動車を自律的に運搬する車両搬送ロボットに関する基幹特許2件の国内登録を完了した、と発表した。これにより、MHI-MSは自動車メーカー工場、モータープール、港湾ふ頭などでの完成車自動搬送や、ショッピングモール、テ

タダノ、450トン吊りオールテレーンクレーンを国内初投入
2024.09.06

タダノ、450トン吊りオールテレーンクレーンを国内初投入

 タダノは、450㌧吊りオールテレーン(不整地走行対応)クレーン「AC7.450―1」を国内で発売した。450㌧吊りモデルの国内投入は初めて。年販目標は5台とする。 新モデルは400㌧吊りクラス最長の79.9㍍のブームを搭載した。ブーム背面には、高い吊り上げ能力を確保するV字型の

インテルと協力…産総研がEUV技術拠点を整備する狙い
2024.09.05

インテルと協力…産総研がEUV技術拠点を整備する狙い

産業技術総合研究所(産総研)は3―5年後をめどに極端紫外線(EUV)露光装置を使った先端半導体の研究開発拠点を開設する。米インテルがEUV技術の製造ノウハウなどの部分で協力する。投資額は数百億円とみられる。国内の半導体製造装置や半導体材料メーカーがEUV向けの技術開発に取り組めるように環境を整

学び深め、高度な人材に 県立産技短大校から山大工学部へ、初の編入試験2人合格
2024.09.02

学び深め、高度な人材に 県立産技短大校から山大工学部へ、初の編入試験2人合格

 地域の産業界で即戦力となる技術者を育成する県立産業技術短期大学校(山形市、佐藤俊一校長)の修了生が、山形大工学部の3年次に編入してさらに高度な教育を受ける新たな進学ルートが来年度にスタートする。新制度適用後初の編入試験で、産技短から2人が合格した。来春から山大に通う2人は「学びをもっと深掘り

SSAB ハイブリット水素還元が実証段階へ 成果を確認
2024.08.29

SSAB ハイブリット水素還元が実証段階へ 成果を確認

 スウェーデンのSSABは27日、水素還元製鉄技術開発のハイブリットの成果を確認し、実装段階に入ると発表した。2016年の開発開始以降、成果を上げており、パイロット設備で生産した「化石燃料フリー」の鋼材の供給も開始している。6年間の研究成果を最終報告書にまとめており、今後スウェーデン政府に報告

29日の朝刊(都内最終版)☆2
2024.08.29

29日の朝刊(都内最終版)☆2

【日刊工業】◆EV用非接触充電シート 軟磁性材で電力損失改善 プロテリアル開発(1)◆循環経済環境を整備 経産省 産学官連携、新規25億円 2025概算要求(1)◆省人化ロボに汎用性 サービス・食品、導入促す(1)【鉄鋼新聞】

アルミ二次精錬の興和 新発田工場に3トン回転炉
2024.08.27

アルミ二次精錬の興和 新発田工場に3トン回転炉

 新英ホールディングス(以下、新英HD)でアルミ二次精錬を手掛ける、興和(本社=埼玉県本庄市、井上雅則社長)は、主力製造拠点である新発田工場(新潟県新発田市)で、2024年度中をめどに3トン回転炉を導入する。これによりアルミ溶解の数量的な拡大と効率化、作業環境の改善につなげ、サステナブルな体制

27日の朝刊(都内最終版)☆2
2024.08.27

27日の朝刊(都内最終版)☆2

〔日刊工業〕◆住友ベ、次世代顆粒封止材 後工程向け 亀裂・反り抑制 小径フィラー開発(1)◆半導体外販を拡大 東海理化、0.35マイクロメートル対応 設備導入(1)◆次世代半導体に42億円 文科省、1ナノ以下 基盤整備〔2025概算要求〕(1)

スペースワン、「カイロス」2号機を12月に打ち上げ–民間単独での衛星軌道投入に再挑戦
2024.08.25

スペースワン、「カイロス」2号機を12月に打ち上げ–民間単独での衛星軌道投入に再挑戦

日本初となる民間企業単独での衛星打ち上げに挑む「スペースワン」は、独自ロケット「カイロス」2号機を12月中に打ち上げると発表した。1号機は政府の衛星を搭載していたが、2号機では日本政府以外の小型衛星1機と3Uキューブサット4機の合計5機の軌道投入をめざす。 スペースワンは8月13

三菱マテリアルが世界最大級の四角形状シリコン基板開発。半導体分野の生産性向上に寄与
2024.08.22

三菱マテリアルが世界最大級の四角形状シリコン基板開発。半導体分野の生産性向上に寄与

 三菱マテリアルは21日、高平坦度かつ低表面粗さを実現した世界最大級の四角形状シリコン基板「角型シリコン基板」を開発したと発表した。半導体製造工程におけるキャリア基板としての活用や、半導体パッケージのインターポーザー材料としての適用など、半導体分野における生産性向上に貢献できる。

100種類のドリルでスパイラル加工 1000分の1ミリ単位の超高精度で削る町工場 驚異の現場
2024.08.21

100種類のドリルでスパイラル加工 1000分の1ミリ単位の超高精度で削る町工場 驚異の現場

鉄やチタンなどの素材を、ヒトの細胞以下、1000分の1ミリ単位の超高精度で削る町工場「中村製作所」(三重・四日市市)にカメラが潜入。今回も激レア映像が満載! 削るを極めた町工場の全貌に迫る。作業を見てみると、マシンにセッティングされた素材に、ドリルで穴を開けている。しかし、いくつ

人型ロボットに投資家が熱目線。スマホ大手のシャオミ、ベンチャー企業にも初出資
2024.07.29

人型ロボットに投資家が熱目線。スマホ大手のシャオミ、ベンチャー企業にも初出資

エンボディドAI(身体性を持つAI)は、「頭脳」の役割を果たすAIとロボットの体を組み合わせたもので、考えたり、物体を操作したりして物理世界に実際に作用できるシステムのことを指す。学術界では概念として以前から存在していたが、AI技術やロボット技術が大きく進歩したことで広く産業界からの注目を集め

人工衛星エンジン開発の新興に出資 豊田合成
2024.07.27

人工衛星エンジン開発の新興に出資 豊田合成

 豊田合成は26日、人工衛星用のエンジンを開発するスタートアップ企業、Letara(レタラ、本社北海道)に出資したと発表した。出資額は非公表。 レタラは人工衛星の打ち上げ後、より望ましい軌道に移動できるエンジンを開発する北海道大学発のスタートアップで、2020年6月設立した。

データ送信距離は約10倍…コマツが開発、熱電発電センサーデバイスの機能
2024.07.24

データ送信距離は約10倍…コマツが開発、熱電発電センサーデバイスの機能

コマツは500メートル先までデータ送信が可能な熱電発電センサーデバイスを開発した。帯域無線を従来の2・4ギガヘルツ(ギガは10億)帯から920メガヘルツ帯にしたことで送信距離を従来の約10倍に延伸できた。10月にも発売し、生産設備のモニタリング用途として提供する。送信距離が長いため、敷地面積が

日本は世界に先行…水素キャリア、調達網構築への現在地
2024.07.24

日本は世界に先行…水素キャリア、調達網構築への現在地

気体のままでは扱いにくい水素を大量に貯蔵・運搬できる水素キャリアをグローバルネットワークで供給する時代に入ってきた。日本は世界に先行して水素キャリアを開発し、輸送技術の確立から利活用までの仕組みを構築する。水素需要はこれまでの燃料電池から水素キャリア活用のガスタービンやガスエンジン、ボイラに広

食品の混入異物、AIがすぐ調べます 群馬県職員が開発、特許出願
2024.07.23

食品の混入異物、AIがすぐ調べます 群馬県職員が開発、特許出願

 食品に紛れ込んだプラスチックの破片やゴキブリなど、製品の異物をAI(人工知能)で短時間に分析するスマートフォンアプリ「Corette(コレッテ)」を群馬県立産業技術センターの職員が開発し、販売を開始した。これまでは特定に時間がかかり、製造ラインの中止が長期化しかねなかったが、今回のアプリで予

中国のブレイン・コンピューター・インターフェイス開発が加速
2024.07.22

中国のブレイン・コンピューター・インターフェイス開発が加速

【CNS】脳の電気活動で動作を制御し、微小電流で脳細胞とコンピューターを「相互作用」させることで、体の不自由な障害者でも手足を自由に動かすことができるようになる。これまでSFシーンの中でしか登場しなかったブレイン・コンピュータ・インターフェイス技術が、近年、徐々に現実のものとなりつつある。 <

今治造船など建造の船が「シップ・オブ・ザ・イヤー」に【愛媛】
2024.07.22

今治造船など建造の船が「シップ・オブ・ザ・イヤー」に【愛媛】

製造技術や環境性能などに優れた船に贈られる、今年の「シップ・オブ・ザ・イヤー」に、今治造船などが共同で建造したコンテナ船が19日、選ばれました。シップ・オブ・ザ・イヤーは、日本船舶海洋工学会が毎年表彰していて、日本で建造された船を対象に、高い造船技術や燃費など環境への負荷を中心に

酒井重工が新開発、小型電動舗装ローラーの利点
2024.07.20

酒井重工が新開発、小型電動舗装ローラーの利点

酒井重工業は小型の道路工事用電動式ローラーを開発し、10月に市場投入する。人間が手押しして操作するハンドガイドローラータイプで、ホンダ製のカセット式リチウムイオン電池(LiB)を駆動源に採用。2時間程度の連続稼働が可能。電動式のため排ガスがゼロで低騒音である利点を武器に、年間100台規模の売り