SSAB ハイブリット水素還元が実証段階へ 成果を確認

AI要約

スウェーデンのSSABは水素還元製鉄技術の開発成果を発表し、実装段階に入ることを明らかにした。

2016年の開発開始以降、パイロット設備で「化石燃料フリー」の鋼材の供給を開始し、研究成果を最終報告書にまとめている。

特に電炉による効率的な溶解技術などで、優れた特性を持つ鋼材を生産することに成功している。

 スウェーデンのSSABは27日、水素還元製鉄技術開発のハイブリットの成果を確認し、実装段階に入ると発表した。2016年の開発開始以降、成果を上げており、パイロット設備で生産した「化石燃料フリー」の鋼材の供給も開始している。6年間の研究成果を最終報告書にまとめており、今後スウェーデン政府に報告する。天然ガスによる還元よりも優れた特性も確認できたとしており、電炉による効率的な溶解技術など成果を上げ、複数の特許も取得したという。