【小泉恵未コラム】『世界の矢作』として注目の矢作厩舎 シンエンペラーの次走はもちろん凱旋門賞…順調に向かうこと願う
シンエンペラーはアイリッシュチャンピオンＳで3着に入りました。矢作厩舎の遠征とコンディション管理の優れた点、そして凱旋門賞への期待が高まっています。
コエミコラムは神戸新聞杯を予想。ウエストナウを本命に、メリオーレムとメイショウタバルを対抗に、ジューンテイクとヤマニンステラータを穴に挙げています。
１４日に行われたアイリッシュチャンピオンＳに出走したシンエンペラーは、エコノミクス、オーギュストロダンに続く３着となりました。
海外の馬場や適性を見極めて、馬を遠征させること。またそのレースに最善のコンディションで挑ませることにたけている矢作厩舎。最近では、システムの改善などにも先陣を切って交渉する姿が「世界の矢作」として注目されるゆえんになっています。次走はもちろん凱旋門賞。”日本馬の勝利の近道は、ガリレオの血”とまで言われている凱旋門賞。全兄はソットサス、母の父はガリレオ、素晴らしき遺伝子を受け継ぐシンエンペラーが、どうか順調に凱旋門賞へと向かうことを願ってやみません。
さてコエミコラムは先週のローズＳはクイーンズウォーク、先々週のセントウルＳはトウシンマカオで本命的中。このいい流れを崩さず、今週は神戸新聞杯を予想します。
本命は思い切ってウエストナウにします。キャリア２戦目の京都新聞杯は物見をして斜行、調教再審査となり日本ダービー出走はかないませんでした。底を見せていないポテンシャルを感じさせるように、調教では東京ダービー馬で来月のジャパンダートクラシックに挑むラムジェットと併せて、しっかり反応して先着。メリオーレムとともに前めの位置で競馬ができれば、ウエストナウの勝利が見えてきます。
急坂を２回駆け上がるスタミナがあって、長くいい脚を使えるメリオーレムは対抗に。雨が降れば重馬場実績もプラス材料になります。３頭目は大外メイショウタバル。左前肢のフレグモーネや左後挫跖での出走取消など、一筋縄ではいかなかった分、フレッシュな今こそはじけてほしい。４頭目に中京２戦２勝のジューンテイク、穴にはこの舞台で勝っているヤマニンステラータを買ってみます！（フリーアナウンサー）
