【凱旋門賞】一昨年4着の実力馬、地元フランスのアルハキームは出走せず…引退、種牡馬入り

AI要約

地元フランスの実力馬アルハキームが凱旋門賞出走を断念し、種牡馬入りすることが決まった。

アルハキームはアルシャカブレーシング所有で、ルジェ厩舎の元で活躍。負傷から復帰し、G3ラクープ賞で2着、ゴントービロン賞を勝利した。

ルジェ師はアルハキームを将来のチャンピオン種牡馬と評価し、フランスでの種牡馬入りを期待している。

 今年の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)に出走すると見られていた地元フランスの実力馬、アルハキーム(牡5、J・ルジェ、父シユーニ)が現役を引退し、種牡馬入りすることが決まった。

 17日、「パリチュルフ」「レーシングポスト」「サラブレッドデイリーニュース」電子版などが伝えている。

 同馬はアルシャカブレーシングが所有。同じルジェ厩舎のヴァデニが勝った一昨年の仏ダービーで4着、日本馬4頭が参戦し、アルピニスタが勝った凱旋門賞で4着に好走した。期待された昨年は負傷の影響でわずか一戦に終わったが、今シーズンは6月のG3ラクープ賞で復帰(2着)すると、8月にドーヴィルのG3ゴントービロン賞を快勝していた。今後はシユーニの後継種牡馬として、フランスで種牡馬入りする(種付け料は未発表)。管理したルジェ師は「アルハキームは素晴らしい精神力、勇敢さを持っていて、大きな怪我から復帰して重賞を勝ちました。将来のチャンピオン種牡馬になる資質があります」とたたえている。