【バドミントン】元“ワタガシ”五十嵐有紗、女子ダブルス2連勝!新ペア桜本絢子と息ぴったり

AI要約

五十嵐有紗が新ペアで全日本社会人選手権に挑み、3回戦まで勝ち進んだ。

五十嵐は五輪2大会連続の銅メダリストで、ペア解消後は女子ダブルスでの活躍を目指している。

渡辺勇大は新たなペアで混合ダブルスを続ける道を模索中。

【バドミントン】元“ワタガシ”五十嵐有紗、女子ダブルス2連勝!新ペア桜本絢子と息ぴったり

<バドミントン:全日本社会人選手権>◇第2日◇8日◇鳥取市民体育館エネトピアアリーナ◇女子ダブルス(WD)3回戦

 混合ダブルスでオリンピック(五輪)2大会連続銅メダルの五十嵐(旧姓東野)有紗(28=BIPROGY)が桜本絢子(29=ヨネックス)との新ペアで臨み、同日のデビュー戦から2試合連続でストレート勝利を収めた。3回戦で三輪音巴、佐藤茅穂組を2-0(21-14、21-6)で退けた。

 第1ゲーム(G)の前半は苦戦を強いられた。5-0から失点を重ね、一時は10-10と追いつかれた。ただ長いラリーで相手のミスを誘い、逆転は許さず。そこから4連続得点でリードを広げた。第2Gでも羽根を広角に打ち分け、息の合ったプレーで会場を沸かせた。

 五十嵐は12年から渡辺勇大(27)との“ワタガシペア”として活躍し、21年東京五輪で日本の混合ダブルスで初の表彰台となる銅メダルを獲得。世界選手権でも同年から2年連続で準優勝を収めた。今夏のパリ五輪でも銅メダルをつかみ、日本バドミントン界初の五輪2大会連続メダリストとなった。

 五輪後には渡辺とのペア解消を発表。8月下旬のジャパン・オープンが最後の大会となり、8強で幕を閉じた。

 ペア解消にあたっては、所属先を通じて「私のもう一つの夢であった女子ダブルスで世界の頂点を目指したいという夢をかなえられるように、またこれからも頑張っていきたい」と見通しを示し、今後は28年ロサンゼルス五輪を目指すとしている。今大会はワタガシ解消後で初の実戦。8月28日には所属先でコーチを務める五十嵐優さんとの結婚も発表し「東野ではなく、五十嵐となって試合に出ます! 東野と呼んでいただいても大丈夫です!」と呼びかけていた。

 一方の渡辺は、新たなペアで混合ダブルスを続ける道を模索中。今大会には23年世界ジュニア女子ダブルス王者の田口真彩(18=ACT SAIKYO)と出場し、7日の初戦で2-0のストレート勝利を収めている。