「始球式が決まりました!」ライオンズ愛が止まらない金メダリスト・フェンシング松山恭助選手が夢の舞台で「叶えたいこと」

AI要約

フェンシング日本代表がパリ五輪で過去最高の成績を収め、松山恭助選手が金メダルを獲得したことで新たな歴史を切り開いた。

選手たちの経験値や海外コーチの存在が大きく、代表選手たちの蓄積された力が五輪で発揮された。

集中力を維持し、日本の野球ファンからのサポートも力になりながら、メダル獲得につなげた。

「始球式が決まりました!」ライオンズ愛が止まらない金メダリスト・フェンシング松山恭助選手が夢の舞台で「叶えたいこと」

パリ五輪で過去最高となるメダル5個(金2、銀1、銅2)を獲得し、快進撃を続けたフェンシング日本代表。男子フルーレ主将を務める松山恭助選手(27歳)は、フルーレ種目(個人・団体)で史上初の金メダルを日本にもたらし、新たな歴史を切り開いた。

そんな松山選手は優勝直後に「ライオンズファンの方からのメッセージ嬉しいです」と、SNSに投稿するほどの熱狂的な獅子党。西武愛あふれる数々の書き込みが、野球ファンの注目を大いに集めた。

中編記事『フェンシング代表がパリ五輪決勝で「絶対にありえない結果」を起こせた理由とは…?《ガチの西武ファン》金メダリスト・松山恭助選手が語る、ライオンズにいま最も「必要なこと」』に続き、ライオンズ愛を存分に語ってもらう。

――今回、フェンシング日本代表は過去最多となるメダル5個(金2、銀1、銅2)を獲得されて大躍進を遂げました。東京五輪以降にどんな動きがあったのでしょうか?

2008年の北京五輪で、太田雄貴さんが日本初のメダルを獲る姿を見た世代が、ちょうどいま代表選手になっています。今回はその選手たちの脂が乗る時期に、タイミング良く五輪が重なった、という部分は大きいでしょうね。

東京五輪を経験し、ワールドカップや世界選手権でメダルを獲り、今回のパリは勝負所という感じでした。フェンシングは経験値もすごく大事なスポーツなので、20歳以下で活躍するのはなかなか難しい競技なんです。

ルペシューコーチをはじめ、海外からコーチを招聘したことも大きいと思います。彼はパリ五輪だけでなく、その次のシーズンも見越した上でどんどん先の手を打っていく。コーチは代表メンバーだけじゃなく、五輪に出場しない選手たちにも指導やアドバイスを送っているんです。代表に選ばれなかった選手たちが、スパーリングパートナーとして全力でかかってきてくれなければ良い練習になりませんからね。何より、誰か1人が強くなればいいのではなく、チーム全員で強くなっていこう、という姿勢をすごく感じます。

でも、正直ここまでメダルを獲るとは思わなかったですけどね(笑) さすがにちょっと獲りすぎだなって思いながら、最終日まで観ていました。

ただ、試合が日本時間の午前3時半だったじゃないですか。みなさん夜中に観てくれるわけですから、これは何としても勝たないとなって……。せっかく起きたのにボロ負けかよ!って、思われたらフェンシングのイメージダウンになるじゃないですか(笑) いやー、本当に勝ててよかったです。