【西武】外崎修汰“アップルパンチ”6号決勝弾で通算100号 思い出の1発は初先発の「1本目」

AI要約

西武がソフトバンクに2-3で連勝し、外崎修汰が100号本塁打を達成した試合の様子。

外崎は100号本塁打を達成し、その背景や喜び、過去の記憶などを語った。

外崎は続けて101号本塁打を狙う意気込みを示し、チームの勝利に貪欲な姿勢を見せた。

【西武】外崎修汰“アップルパンチ”6号決勝弾で通算100号 思い出の1発は初先発の「1本目」

<ソフトバンク2-3西武>◇7日◇みずほペイペイドーム

 節目の“アップルパンチ”で、西武が首位ソフトバンクに連勝を決めた。2-2の9回1死。西武外崎修汰内野手(31)は「速い真っすぐをしっかり捉えたい」と照準を定めた。カウント2-2からの6球目。ソフトバンク守護神ヘルナンデスの直球を逆方向へ運んだ。剛腕からの会心の一発に「本当に芯で打てたので、すごく自信になりました」。敵地での今季初のカード勝ち越しを決めた6号決勝ソロで通算100号に到達。「100本目ということで、今まで関わってきてくださった野球関係者、コーチ、監督、そしてファンの皆さんに感謝してます」と思いの丈を述べた。

 お立ち台では100号について「あまり数は気にしてなかった」と言ったが、本音は違う。「ちょっと意識しました。意識させられました」。8月10日の日本ハム戦で99号を放った後、周囲からの100号への期待を感じた。調子を落とした時期もあったが「タイミングの取り方をちょっと変えて、ゆったり早めに始動して」と心がけて復調。約1カ月ぶりのアーチを呼び込んだ。

 西武一筋10年。積み上げた本塁打の中から思い出の1発を問われ「1本目ですかね」と間髪入れずに答えた。15年7月25日、プロ初先発した日本ハム戦だ。第1打席に日本ハム吉川から放った。1度はファウルを宣告されるもビデオ判定の末に本塁打を認められ「ボールは青森の両親にプレゼントします」と、第1号の喜びをかみしめていた。

 あの1本目から100個の“アップルパンチ”を積み重ねた。本塁打は「あんまり狙って打てるものではないので、たまたま芯に当たって飛んだのがホームラン」と謙虚に語る。「明日も勝って3連勝したいと思います」。次は101号へ。残るゲームも貪欲に一戦、一戦向かう。【平山連】

 ▼通算100本塁打=外崎(西武) 7日のソフトバンク22回戦(みずほペイペイドーム)の9回、ヘルナンデスから今季6号を放って達成。プロ野球308人目。初本塁打は15年7月25日の日本ハム15回戦(西武プリンス)で吉川から。