西武・甲斐野央、古巣ソフト相手に初登板で1回無失点「何とかゼロで帰ってこようと思った」

AI要約

西武・甲斐野央投手が古巣ソフトバンク相手に1安打無失点の好投を見せてチームの勝利に貢献した。

移籍後初登板での気迫溢れる投球や、リハビリを経て復帰した後の好投が評価されている。

ファンからの温かい拍手に感謝しつつ、次の試合に向けて意気込みを示した甲斐野選手のコメントも注目されている。

西武・甲斐野央、古巣ソフト相手に初登板で1回無失点「何とかゼロで帰ってこようと思った」

(パ・リーグ、ソフトバンク0-1西武、21回戦、ソフトバンク15勝6敗、6日、みずほペイペイ)古巣相手にギアを上げた。西武・甲斐野央投手(27)が昨季まで在籍したソフトバンクの本拠地で移籍後初登板。気迫のこもった投球で1回を1安打無失点に抑え、チームの勝利に貢献した。

「1点差だったので、何とかゼロで帰ってこようと思った」

昨オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクに移籍した山川の人的補償で加入。1―0の八回に登板し、1死一、二塁から連続三振を奪ってしのいだ。1死走者なしで迎えた山川への5球目で自己最速タイの160キロを計測。6球目のフォークボールを左前に運ばれたが「本当に自分の出せる力を出した。(次は)やり返します」と力を込めた。

開幕を1軍で迎えた右投手は右肘の違和感のため、4月24日に出場選手登録を外れた。4カ月間のリハビリを経て8月24日に1軍に昇格した後は4試合連続無失点と好投を続けている。マウンドに上がる際、敵地のファンから温かい拍手を送られ「僕だけの力じゃないパワーが出た」と感謝した。(石井孝尚)