九産大4季連続Vへ快勝発進 プロ注目の浦田俊輔「キャリアハイの数字を」走攻守で猛烈アピール

AI要約

九産大が8-1の8回コールドで九工大を下し、4季連続優勝へ快勝発進した。

浦田俊輔内野手が3安打3盗塁の活躍で初戦突破に貢献し、プロ入りへのアピールを図っている。

浦田はスピードと守備力で注目を集め、プロ入りに向けて全力を尽くしている。

九産大4季連続Vへ快勝発進 プロ注目の浦田俊輔「キャリアハイの数字を」走攻守で猛烈アピール

<福岡6大学野球秋季リーグ:九産大8-1九工大>◇7日◇第1週第1日◇九共大

 九産大が8-1の8回コールドで九工大を下し4季連続優勝へ快勝発進した。

 走攻守そろう今秋ドラフト候補の浦田俊輔内野手(4年=海星)が3安打3盗塁の活躍で初戦突破に貢献。今春の最優秀選手、盗塁王、4季連続ベストナインに輝いたリードオフマンは「走攻守でキャリアハイの数字を出したい」とさらなる高い目標を掲げ、プロ入りへアピールする。

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 プロ注目のスピードスター浦田が阪神、中日、ソフトバンクなど複数スカウトが見守る中、走攻守で猛烈アピールした。1回、中前打で出塁して1番の役目をきっちり果たすと、盗塁は「出たら狙っている」と50メートル5秒8の快速ですかさず二盗。二ゴロの相手失策で出塁の2回、中前打した6回にも成功した。遊ゴロも軽快なフットワークでさばき、危なげなかった。

 昨秋自己最多の15盗塁。今春も8盗塁で盗塁王に輝いた。今春最優秀選手、ベストナインも受賞したが慢心はない。「走攻守でキャリアハイの数字を出したい」とさらなる高みを狙っている。右前打で出塁した8回は代走を送られて交代。大久保哲也監督(62)が「走りすぎるから代走を出した」と冗談を飛ばすほどの活躍だった。

 6月の全日本大学選手権直前に左ふくらはぎを痛めた影響もあって、大学日本代表選考合宿を辞退。悔しさもバネに秋季リーグへは、故障しない体づくりとパワー増強を目的に筋トレに励んできた。観戦した中日三瀬スカウトは「走攻守すべていいレベル。プロの世界で見たいと思える選手」と評価する。プロ志望届け提出予定で、全力を尽くし集大成の秋にする。【菊川光一】

 ◆浦田俊輔(うらた・しゅんすけ)2002年(平14)8月30日生まれ。長崎出身。放虎原小1年から軟式野球を始め、海星中では海星リトルシニア。海星高で2年夏に甲子園出場。九産大では1年春からベンチ入りし2年秋から正遊撃。171センチ、68キロ。右投げ左打ち。