【2024年注目選手リスト】大阪商業大・渡部聖弥 プロ注目の大学日本代表4番が秋季リーグ開幕戦、初打席で本塁打「上を目指せるように頑張っていきたい」【大学野球 外野手】

AI要約

大阪商業大学のドラフト候補・渡部聖弥外野手が関西六大学秋季リーグ初戦で2ラン本塁打を放ちチームを勝利に導く

渡部聖弥は試合中の修正力を意識し、打撃面や守備面での成長を目指している

リーグ記録更新に向けて頑張る渡部聖弥は、チームにも日本代表の経験を活かして上を目指す意気込みを見せる

【2024年注目選手リスト】大阪商業大・渡部聖弥 プロ注目の大学日本代表4番が秋季リーグ開幕戦、初打席で本塁打「上を目指せるように頑張っていきたい」【大学野球 外野手】

今秋のドラフト候補、大阪商業大・渡部聖弥外野手(4年)が9月2日に行われた関西六大学秋季リーグ初戦の神戸学院大戦に4番サードで先発出場。初打席で左中間へ2ラン本塁打を放ち、チームを勝利に導いた。(大阪商業大6-0神戸学院大)

8月28日に行われた高校日本代表 対 大学日本代表では、初の4番に座り、左へ右へ計2本のタイムリーを放った渡部。集結したプロのスカウトに、持ち味の広角打法と勝負強さと見せつけたばかりだったが、リーグ開幕戦で再びその勝負強さを発揮した。

今、課題として取り組んでいるのは「試合中の修正力」だ。「1打席目がもし詰まってしまったら、次の打席ではポイントを前にしたり、1打席目にダメだったことを次の打席で改善して、内容のある試合にすることを意識している」と話す渡部。実際、大学日本代表の試合では、第2打席でバットを折られていたが、その後しっかりと修正し、第3打席、第4打席でタイムリーを放った。

守備では4年春まで主にセンターを守っていたが、チーム事情もあって今秋は、広陵高校時代の本職でもあるサードとセカンドにも取り組んでいる。内外野、複数ポジションを守れることは、ドラフトに向けても大きなプラスになる。

リーグ開幕戦で本塁打を含む2安打を放ち、通算100安打。リーグ記録の119安打(1984年~87年龍谷大・宇田英樹)へあと19安打となった渡部は「日本代表の経験をチームに反映して、個人としてもチームとしても上を目指せるように頑張っていきたい」と力強く語る。

大学日本代表の4番が、大商大を6季連続のリーグ優勝へと導く。(取材・文 MBSアナウンサー 金山泉)

「右左」に打ち分けていくその打撃。リーグ最多安打記録更新の「瞬間」を見逃すな。

※「右左」「瞬間」…B’z「Q&A」の歌詞より

◆渡部聖弥(わたなべ・せいや)

2002年8月31日生 広島県出身 177㎝88㎏ 右投右打 

広陵高(広島)~大阪商業大学  

高校通算30本塁打。大商大2年春に首位打者、2年秋には5本塁打を放ち、シーズン最多本塁打記録を樹立。関西六大学リーグ通算9本塁打。

◆取材・文 金山泉(かなやまいずみ)

MBSアナウンサー。1982年6月5日生、新潟県上越市出身。 野球とB’zをこよなく愛する。投手として首都大学リーグ2部で通算11勝(8敗)をマークした。