首都大学野球開幕 今春６位の城西大が悔しさ糧に成長 リーグＶの帝京大にサヨナラ勝ちで先勝
AI要約
城西大が春リーグ優勝の帝京大にサヨナラ勝利し、開幕戦を制す。
長琉之介投手の好投もあったが、9回に同点を許し粘り強く勝利を掴む。
坂口主将のリーダーシップとチームの強い意志が勝利につながった。
＜首都大学野球：城西大5－4帝京大＞◇第1週第1日◇7日◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか
城西大が春リーグ優勝の帝京大にサヨナラ勝ちし、開幕戦を飾った。4－4で迎えた9回2死三塁。相手投手の暴投で三塁走者の勝田心内野手（3年＝尾道）がサヨナラのホームを踏んだ。
先発の長琉之介投手（3年＝下関国際）が8回まで5安打無失点に抑える好投も、9回に入り帝京打線につかまり4失点で同点に追い付かれた。しかし、粘り強く好機を狙い、勝利につなげた。村上文敏監督（61）は「地に足をつけてしっかり守ってくれたのが勝因ですね」と、評価した。
今春は1部6位で入れ替え戦を勝ち抜き、1部残留を決めた。坂口渉主将（4年＝興譲館）は「春は、これくらいでいいや、と自分たちで決めて取り組んでいた」。苦しい春を経験して、秋に向け、打撃、走り込み、カバリングなど、1プレーを最後までやりきる力を徹底した。
春とは違う強さを発揮した。タイブレークで落とす試合が多かったが、この試合は9回裏に粘りを見せサヨナラにつなげた。坂口は「あきらめたら終わり。最後まで気持ちを切らさず、チーム全員で勝っていきたい」。リーグ優勝へ、好スタートを切った。
