最強デメトリアス・ジョンソンがMMA引退、ONE初の殿堂入り選手に!「より良い人間に成長した」と感謝、今後は柔術へ

AI要約

ONE 168でのデメトリアス・ジョンソンの引退宣言を報告。

DJのMMAキャリアとONEでの活躍を振り返る。

今後は柔術で競技者として活動する意向を示す。

最強デメトリアス・ジョンソンがMMA引退、ONE初の殿堂入り選手に!「より良い人間に成長した」と感謝、今後は柔術へ

 9月7日(日本時間)に米国コロラド州デンバーで開催された格闘技イベント『ONE 168』の大会中に、ONEフライ級世界王者のデメトリアス・ジョンソン(38=米国)が登場しMMAからの現役引退を宣言。「より良い人間になれた」と感謝の言葉を述べ、今後は柔術を続けていくことを明かした。またONE初の殿堂入り選手にもなった。

 “DJ”の愛称で人気のジョンソンはUFC史上最多連続王座防衛記録「11」を保持する歴代パウンド・フォー・パウンドの一人。UFCでは15年のタイトル戦で堀口恭司から一本勝ちを収めるなどした。

 18年8月にUFC王座から陥落をすると、同10月にONEへの移籍を発表。19年のフライ級WGPで若松佑弥、和田竜光らを撃破し優勝。23年5月の同級タイトルマッチでアドリアーノ・モラエスに判定勝ちし初防衛に成功したが、これがMMAでの最後の試合となった。MMA通算30戦25勝4敗1分(5KO・8一本)。

 ケージインしたジョンソンはベルトをその中央に置くと、これまで続けてきた格闘技、ファン、チームメイト、家族、そしてONEチャンピオンシップに感謝の言葉を述べながら感涙。「サポートのお陰で、自分はより良い人間に、アスリートに成長することが出来た」とメッセージ。気になる今後はブラジリアン柔術で競技者を続ける考えがあることを明かした。

 実際、ジョンソンは最近、柔術の大会に出場しており昨年のワールドマスターではマスター2茶帯フェザー級で優勝していた。

 この引退宣言後、ジョンソンはONE初のホール・オブ・フェイム(殿堂入り)選手となった。