【ONE】手塚裕之、フィティケフに完敗 王座挑戦アピールしたい一戦で5連勝でストップ
山田道場/TGFC所属の手塚裕之がウエルター級MMAでイシ・フィティケフと対戦し、0-3の判定負けを喫した。
手塚は序盤は優位に進めたものの、フィティケフの打撃を浴び、終盤はガス欠状態に陥り完敗した。
解説者の青木真也は手塚の戦術ミスを指摘し、フィティケフの試合への賞賛を述べた。
<ONE168:デンバー大会>◇6日(日本時間7日)◇ボールアリーナ(米コロラド州デンバー)
“ジャパニーズビースト”手塚裕之(34=山田道場/TGFC)がウエルター級MMAでイシ・フィティケフ(31=オーストラリア/トンガ)と対戦。判定0-3で完敗した。
序盤はグラウンドの展開で試合を優位に進める場面もあったが、スタンドでフィティケフにコツコツと打撃を当てられ、徐々に流れを持っていかれた。
高地デンバーということもあり、終盤は完全にガス欠状態に。最後はグラウンドでもフィティケフにコントロールされ、なすすべなく敗れた。
手塚はこの試合まで5連勝5連続フィニッシュ中で、フィティケフに勝利して王座挑戦をアピールしたいところだったが、大事な一戦でつまずいてしまった。
解説を務めた総合格闘家の青木真也は、手塚が立ち上がりからフィティケフの打撃をもらってしまう距離で戦っていた「距離の設定ミス」を指摘。最後は「これは手塚をくさすよりも、頑張ったフィティケフを褒める試合ですね」と、高地でも最後まで疲れた様子を見せなかったフィティケフをたたえていた。