大の里の大関昇進は内容次第 直近2場所で21勝

AI要約

大相撲秋場所の取組編成会議が開かれ、初日と2日目の取組が決定。

大関昇進の可能性がある関脇大の里の取組相手や条件が注目される。

昨年の10勝以上での大関昇進例もあり、貴景勝も御嶽海との対戦が期待される。

大の里の大関昇進は内容次第 直近2場所で21勝

日本相撲協会は6日、大相撲秋場所(8日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。成績次第で大関昇進の可能性がある関脇大の里(24)は初日に熱海富士、2日目には翔猿戦が組まれた。

昇進の目安は「直近3場所を三役で33勝以上」。大の里は新小結で初優勝を飾った5月の夏場所で12勝、新関脇だった7月の名古屋場所は9勝で、今場所で12勝すれば目安の数字には到達する。

昇進問題を預かる審判部は三役で3場所連続の10勝以上を原則としながらも、高田川部長(元関脇安芸乃島)はこの日、大の里について「前へ出る圧力はあるが、押されたときに引き気味になる。先場所もそういう相撲が何番かあった。前へ出れば相撲もよくなって、気持ちもいい。内容を見ていく」と先場所の9勝には言及しなかった。実際、直近3場所の中に1桁白星を含みながら大関へ昇進した例は複数ある。

10勝以上すれば1場所での大関復帰となる関脇貴景勝は初日に御嶽海と対戦。十両以上で初日からの休場は横綱照ノ富士、7月末に左膝を手術した元大関の十両朝乃山、十両妙義龍の3人。(奥村展也)