GK鈴木彩艶のナポリ戦退場を巡り…イタリアで論争に「ファウルですらない」「一発退場にすべきだった」

AI要約

パルマのGK鈴木彩艶がナポリ戦で退場処分を受け、論争が勃発している。

イタリアでは鈴木のプレーについて意見が分かれており、元選手や審判も論じている。

一部からは鈴木の行為が適切だったとする声もある中、論争は続いている。

GK鈴木彩艶のナポリ戦退場を巡り…イタリアで論争に「ファウルですらない」「一発退場にすべきだった」

ナポリ戦で退場処分を受けたパルマの日本代表GK鈴木彩艶を巡り、イタリアでは論争が繰り広げられている。

今夏シント=トロイデンからパルマに移籍した鈴木は、新天地で早速ポジションを掴んでセリエA3試合に出場した。しかし、第3節ナポリ戦のプレーを巡って様々な意見が飛び交っている。この試合で63分に遅延行為による警告を受けていた中、75分にボールに反応してボックス外に飛び出し、ナポリFWダヴィド・ネレスと交錯。このプレーで2枚目のイエローカードを受けて退場となった。守護神を失ったチームは交代枠を使い切っていたこともあって代わりのGKを投入できず、1-2と逆転負けを喫している。

そしてこの鈴木のプレーについて、現地イタリアでは様々な意見が飛んでいる。元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン氏の発掘者としても知られるエルメス・フルゴーニ氏は、パルマ情報サイト『スタディオ・タルディーニ』のインタビューで鈴木を擁護。ナポリFWが「ファウルをもらいに行った」とし、鈴木のミスよりも「主審のミスだった」との見解を示した。

続いて、元イタリア代表DFでナポリOBのセバスティアーノ・ネーラ氏は5日、地元ラジオ局『ラディオ・キス・キス・ナポリ』の番組内で「私は選手だったが、私の中であれがファウルになることは決してない」とも主張している。

だが、一方で一発退場が適切だったとする声も。元セリエA審判員のマッシモ・キエーザ氏は、『ラディオ・プント・ヌオーヴォ』のインタビューにおいて「主審は良い試合裁きだったが、スズキの判定には賛成できない。彼は2枚目の警告ではなく、一発退場だった。彼は危険なファウルを犯した」と指摘している。

またパルマOBのステファノ・フィオーレ氏は、『1ステーションラディオ』のラジオ番組に出演した際、「リプレー動画を見直しても、主観的な判断になって意見が合わないことがある」と指摘。そのうえで「規則上、退場処分はあり得た」との見解を示した。