イタリアで“株上昇”…日本代表22歳は「一流」 デビュー3戦、現地メディアも認めた才能

AI要約

日本代表GK鈴木彩艶は今季イタリア1部パルマに移籍し、3試合連続先発を果たす。評価は高く、多くの能力が光る。

ナポリ戦での退場を経験するも、鈴木は反射神経や敏捷性、GKとしての資質を示し続ける。

苦い経験を経ても、22歳の鈴木は将来性豊かで、イタリアでの飛躍が期待される。

イタリアで“株上昇”…日本代表22歳は「一流」 デビュー3戦、現地メディアも認めた才能

 日本代表GK鈴木彩艶は今季イタリア1部パルマに完全移籍し、開幕から3試合連続で先発の座を託された。第3節のナポリ戦(1-2)では2枚のイエローカードを受けて退場となるなど辛酸をなめたが、イタリア紙「Il Foglio」は「2試合半見事な反射神経、優れた敏捷性、一流のGKとしての資質を示した」とここまでのパフォーマンスに高い評価を与えている。

 3試合連続先発となったナポリ戦。鈴木は1-0と1点リードで迎えた後半30分、最終ラインの背後のスペースに蹴り込まれたパスのカバーで、ペナルティーエリアを飛び出し、ボールをタッチラインへ蹴り出した。ボールに先に触れた後でナポリFWダビド・ネーレスと衝突する格好となったが、これがファウルをとられ、2枚目のイエローカードで退場処分となった。

 10人となったパルマは終盤に逆転を許し、1-2で敗れる結果に。鈴木にとっては苦い経験となった。

「Il Foglio」紙は鈴木のナポリ戦での退場について「鈴木のような選手の失態を目の当たりにするとは思わなかった」と記したうえで、鈴木の持つクオリティーを絶賛し、デビューから3試合でのパフォーマンスにも高い評価を与えていた。

「イタリアにやってきた時は疑念に包まれていたが、彼はこの2試合半で見事な反射神経、優れた敏捷性、一流のGKとしての資質を見せている。特にDFに安心感を与える稀有な能力、それは本当に優れたGKだけが持つもので、前にいる選手たちに背後を完全に信頼させることができる能力だ」

 22歳とまだ若く、将来性豊かな鈴木はイタリアでのさらなる飛躍に期待が懸かる。