【日本ハム】金村尚真が6日・オリックス戦で先発…チームを勝利に導けば「新人王も見えてくる」

AI要約

金村尚真投手が7勝目を狙い、リフレッシュを経てオリックス戦に挑む。

直近3試合は調子が上がらず、フォームの見直しに時間を費やして復調を図る。

先輩投手から助言を得ながら成長し、オリックス戦に向けて気合を入れる。

【日本ハム】金村尚真が6日・オリックス戦で先発…チームを勝利に導けば「新人王も見えてくる」

 日本ハム・金村尚真投手(24)が7勝目を懸け、6日のオリックス戦(エスコン)で先発する。中6日でのフル回転の疲労を考慮し、リフレッシュを経て中9日でマウンドへ。7勝の西武・武内らと新人王を争っている2年目右腕は「今、本当にいい順位にいる。チームの勝利を一番に願って投げたい。その思いで戦うことで結果的に新人王も見えてくる」と必勝を誓った。

 心身ともに万全の状態で戻ってきた。5月から10登板連続でクオリティースタート(6回以上自責3以下)を記録するなど持ち前の安定感でチームを支えてきたが、直近3試合は6回4失点、5回3失点、5回1/3で降板と本来の力を発揮できず。前回登板以降、ケアとフォームの見直しに徹底的に時間を費やし「球速が出なかったり目に見えて疲れも出ていた。自分の投球を考え直すいい時間になった」。4日はスッキリとした表情で最終調整を行った。

 1年目の昨季は開幕ローテ入りするも右肩痛で途中離脱。シーズンをフルで戦った経験はまだなく「何をしたら正解か、どうすれば悪いものが直るかが分からなかった」。エスコンでの残留練習では伊藤、北山ら先輩投手陣に連日積極的に助言を求め「僕は人に聞いて良くなることが多い。いろいろな話ができて、徐々にいい方向に進んでいる」と復調の兆しをつかんだ。

 オリックスとの対決は8回途中3失点で勝敗がつかなかった7月30日以来。「いい打者がたくさんいてすごくやりづらい相手。慎重かつ大胆にいければ」。チームは前カードで首位ソフトバンクに連勝。「ここからが一番大切」と力強く自らを奮い立たせた。

(堀内 啓太)