サイ・ヤング賞左腕のロッテ・カイケル、NPB初勝利の記念ボールは「飾ってしっかり思い出に刻みたい」

AI要約

2015年のサイ・ヤング賞左腕ダラス・カイケルが来日初勝利を挙げ、ロッテが楽天を3−1で破る。

カイケルは1失点の好投で、妻も球場で観戦し勝利を喜ぶ。

カイケルは初勝利のウイニングボールを特別な思い出として飾り、感極まっている。

サイ・ヤング賞左腕のロッテ・カイケル、NPB初勝利の記念ボールは「飾ってしっかり思い出に刻みたい」

◇5日 ロッテ3―1楽天(ZOZOマリン)

 ロッテ先発の2015年サイ・ヤング賞左腕ダラス・カイケル投手が5イニングを1失点に抑え、4度目の登板で来日初勝利を挙げた。

 140キロ前後の速球を微妙に動かして連打を許さず、与えたのは3回1死満塁から内野ゴロによる1点だけ。「ゴロを打たせてダブルプレーで(ベンチに)帰ってくるのが僕の特長。勝つことが一番大事なのでホッとしているし、うれしいです」と胸をなで下ろした。

 この日は妻も球場で観戦。勝利の勇姿をしっかりと届けた。

 「うちの奥さんがいなかったら僕の日本での今日の姿はないと思いますし、背中を押してくれたのも彼女ですしね。彼女は僕にとって一番のサポーターです」

 守護神の益田から渡されたウイニングボールは「飾ってしっかり思い出に刻みたい」とカイケル。米大リーグではポストシーズンに勝利を挙げるなど、記念のウイニングボールを数多く持っているが「初勝利のボールはマイナーもそうだし、メジャーでもそうだが、初勝利のボールは本当に特別なもの。それだけ価値があると思います。きょうのこので9月5日は忘れられない一日になると思います」とNPB初勝利のウイニングボールを感慨深げに握った。