【パリ・パラリンピック】ゴールボール男子日本が初の決勝進出! 中国に1次L&東京の雪辱

AI要約

日本はゴールボール男子で初のパラリンピック決勝進出を果たし、金メダルを目指すことが確定した。

中国にリベンジして準決勝で13-5で勝利し、初のメダル獲得を確実にした。

過去の敗北を払拭し、強豪チームを相手に守りを重視して勝利を収めてきた日本チーム。

 ◇パリ・パラリンピック第8日 ゴールボール(2024年9月4日 パリ南アリーナ)

 ゴールボール男子の準決勝が4日に行われ、世界ランキング6位の日本は同3位の中国を13―5で破って初の決勝進出を果たした。初のメダル獲得を確定させ、5日の決勝で同8位のウクライナ相手に金メダルを目指す。

 日本が中国にリベンジした。1次リーグ初戦では6-7と惜敗。3-5で迎えた後半、主将・金子和也(24)の2得点などで追いついたが、終了間際に勝ち越しを許した。ウクライナとの2戦目では宮食行次(29)の6得点などでリードしたものの後半に守備が崩れ、8-9と逆転負けした。

 それでも3戦目でエジプトに11-1と大勝して1次リーグB組を3位通過すると、準々決勝では世界ランク4位の米国を6-4で撃破。パワー勝負の相手を堅い守りではね返し、ペナルティースローなどで得点を重ねて逃げ切った。

 中国には初出場した21年東京大会の準々決勝で4-7と敗れていた。米国戦でも3得点と好調のエース宮食が「ここ数年で差を縮めた。追い詰めたので、あとは倒すだけ」と意気込んでいたとおり、3年前の雪辱も果たした。