西武・隅田知一郎「一つの目標」初の規定投球回到達も9敗目「切り替えて投げられなかったのが反省点」

AI要約

隅田知一郎が規定投球回達成と9勝目に挑むも、オリックスに敗れる

隅田は2回1死で先制ソロを許し、5回に4失点で降板。打線も9残塁の拙攻で零封負け

西武は球団ワースト84敗まであと3に迫り、厳しい状況が続いている

西武・隅田知一郎「一つの目標」初の規定投球回到達も9敗目「切り替えて投げられなかったのが反省点」

 ◆オリックス4―0西武(4日、ほっともっと神戸)

 西武の隅田知一郎が「一つの目標にしていた」という〝大台〟に、3年目で初めて到達した。

 投手にとっての「規定投球回」はチーム試合数×1イニングで、つまり「143イニング」。隅田はオリックス戦の先発前時点で「141回1/3」と規定まであと「1回2/3」に迫っていた。

 シーズンを通し、コンスタントに活躍したという指標でもある。だからこそ「そこをクリアできるようにするのがいいのかなと」。その〝143イニング達成〟と、自己最多タイとなる9勝目をかけた神戸でのマウンドだったが、143イニングまで〝あと1死〟の2回1死でオリックス・杉本裕太郎に9号先制ソロを許した。5回には杉本の2点適時打を含む5安打を集中されるなど「打たれても、気持ちを切り替えて投げることができなかったのは反省点」と振り返った左腕は、5イニングで被安打11の4失点で降板した。

 渡辺久信監督代行も「競り合いに持ち込みたかったんだけど、ああいう形になってしまった」と振り返ったように、打線も9残塁の拙攻で零封負け。前身の西鉄が1971年に記録した、球団のシーズンワースト「84敗」まで〝あと3〟に迫っている。