小林夢果が21歳のバースデーに『66』をマーク「ドキドキしたけど良かった」

AI要約

左肩痛などから復帰した小林夢果が復活の一日を過ごし、大会での順位を大幅に上げた。

21歳の誕生日を迎えた小林夢果は、終盤でもバーディを量産し、新たなスコアをマークした。

次なる戦いに向けて自信をつけた小林夢果は、メジャーでの初Vを目指す意気込みを見せた。

小林夢果が21歳のバースデーに『66』をマーク「ドキドキしたけど良かった」

<ゴルフ5レディス 最終日◇1日◇ゴルフ5カントリーみずなみコース(岐阜県)◇6559ヤード・パー72>

左肩痛などから復帰した小林夢果が「66」で回り、38位からトータル7アンダー・8位にジャンプアップした。前日サスペンデッドとなった5番パー5から競技を再開し、10番パー5では今季3個目のイーグルを奪取。ピン手前5メートルにつけた2打目は残り160ヤードを8番アイアンで放ったもので、天性の飛ばしはしっかり健在だった。

「8番でボギーを打ったのがちょっと痛かったけど、思った以上にスコアが伸びてくれて良かった。きょうはいいラウンドにしたいと思っていたんです」

この日は21歳の誕生日。プロ3年目で初めてのバースデーラウンドに「ドキドキしていた」と話したが、終盤の16番パー5でも残り247ヤードを5番ウッドで2オンに成功させてバーディを奪い、続く17番パー4も4メートルを沈めた。

7月の「ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ」以来、5試合ぶりの復帰戦となった先週の「ニトリレディス」は58位に終わった。だが、誕生日という1年に一度の日に6月の「ニチレイレディス」以来、14ラウンドぶりの「60」台をマーク。次戦の国内メジャー「ソニー 日本女子プロ選手権」を前に「きょうをいい形で終われたので、自信を持って行けるかな」といつもの人懐っこい笑顔を浮かべた。

初めてのメジャーだった5月の「ワールドレディスサロンパスカップ」は左肩を痛めながらも9位に入った。初出場の女子プロ日本一決定戦の会場は、2度の出場がある下部のステップ・アップ・ツアー「かねひで美やらびオープン」と同じ沖縄のかねひで喜瀬CC。コースは熟知しており、「嫌いじゃないコース。風をちゃんと読めれば」とメジャーでの初Vへ自信も膨らむ。

この日のうちにコースのある沖縄に移動。「向こうでみんながお祝いをしてくれるそうです」と、まずは英気を養い、1つ年齢を重ねた大人のゴルフで日本一のタイトルを目指していく。(文・臼杵孝志)